手頃な価格になったAmazfit GTS2e 体温測定対応 バッテリー持ちは本当なのか?! |
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今回はAmazfit GTS2eをレビューします。すでに、先行して、Amazfit GTS2無印が発売されていて、このAmazfit GTS2eシリーズとは何が違うのか?おそらく「エントリーのe」だと思いますが、eシリーズを簡潔にまとめると ガラスのデグレードAlexa/スピーカー非対応体温測定に対応電池もちがよくなったカラバリが増えた安くなったという、単純な廉価版というわけでなく、追加機能や改良を加えたシリーズになります。そして何より、国内正規の価格が20,080円と無印版より1万円ほど安くなり、買いやすくなった事が大きな特徴です。Amazonでの価格は初代GTSに近く、GTS2シリーズのクオリティも相まってこれはめちゃくちゃ売れる予感のあるスマートウォッチです。 Amazfit GTS2e パッケージはAmazfit GTS2無印と変わりません。同梱物もまったく同じ。 Amazfit GTS2無印では、アルミブラックとステンレスシルバーの2色展開でしたがeシリーズではグレーアルミ/ブラック/ゴールドという3色展開になっています。 Amazfit GTS2eの無印との違いとしては、ガラスが3Dガラスから2.5Dガラスにデグレートした事です。また、表面のコーティング処理も違うみたいです。
わずかにeシリーズの方がフラットかな?でもはっきり言ってちょっと離れたらまったく違いは分かりません。 2.5Dと3Dとでは工数にだいぶ差があり、3Dの方がコストが高いそうですが、見た目的に大きな差はあまり感じられません。 こういった部分でのコストカットは良い対応かなと思います。 Amazfit GTS2eでは無印に搭載されていたスピーカーを搭載していません。なので音楽再生と通話機能がオミットされています。 外観に関して言えば、Amazfit GTS2eシリーズと無印とでは、パッと身はほとんど差がありません。言われなきゃ気づかないレベルです。 おそらく一番コストが高かったであろう、3Dグラスを2.5Dグラスにデグレートするという変更点も、正直、質感に差は感じません。 こだわり過ぎてコスト高だった部分を、誰も気が付かないレベルで妥協した事で本体価格をグッと抑えてきたというのは 凄く歓迎できる事だと思います。 外観にほとんど差は無い事は分かりましたが、機能面では何が「削られている」のでしょうか。それぞれ見ていきたいと思います。 スピーカー非搭載 音楽再生/通話機能
Amazfit GTS2無印では、スピーカーを搭載した事で単体での音楽再生及び、通話を行う事ができました。 この機能については、その他メーカーもフラッグシップ機で取り入れたので、血中酸素濃度と並び、トレンド機能だったと言えます。しかし、この機能の需要に関してはかなり限定的だと思います。正直自分は一回も使った事ありません。通話に関してもあれば便利なんでしょうけど、絶対にほしい機能でもありません。多くの一般ユーザーは、この機能を活かせないのがほとんどなんじゃないでしょうか?
小さな筐体にスピーカーを埋め込むのは明らかにコスト高ですし、音楽再生をする必要が無いので、ストレージを積む必要もありません。Amazfit GTS2eシリーズで一番大きな変更点かなと。 ちなみに超余談なんだけど、近所でスマホ片手に音楽鳴らしてジョギングしてたお兄さん。AmazfitGTS2になってました!wこういうのがニッチ需要ってやつですねw Alexa(アレクサ)に非対応もう一つAmazfit GTS2eは、音声アシスタントアレクサに非対応です。無印版でのAlexa対応は目玉機能とされています。ちょっとややこしいのが実はまだAmazfit GTS2無印はAlexaを実装していないんですよね(汗 これに関しては、某掲示板などで、グローバル版のサイトからAlexaの表記が消えた!と話題になってたりと「もしかしてAlexaをキャンセルになったのでは?!」とちょっと懐疑的な話題も上がっています。 Amazfit GTS2無印のAlexaはキャンセルになってない。今回良い機会だったので代理店様を通して、Amazfit公式へ問い合わせてもらいました。 結果として、公式解答は「今後のOTAアップデートで対応をする」という事で、日本でのAlexaがキャンセルになったわけでは無いようです。 ※まぁこれも公式が覆さない可能性が無いわけでは無いんですが…。 一応Amazfit独自の付加価値なのでこれを捨て切るっていう判断はブランド的にしないんじゃないかなーと個人的な予想です。
ここからは個人的な推察ですが、Alexaの言語ローカライズ対応はかなり遅れています。実際先行してたAmazfit Band5もまだアンドロイドで日本語対応してないので。今回のAlexa対応は多言語で予定されており、iOS/Androidそれぞれでローカライズをする必要がありその部分がかなり時間がかかっているじゃないかな?と。 んで、グローバル版のサイトは多言語向けの総合サイトなわけで、もしかしたら言語の問題で本当にAlexaをキャンセルする国もあるのかもしれません。 そういった観点からグローバル版のサイトでは表記を取り下げたという事なんじゃないかな?と推察します。 とりあえず日本公式サイトではAlexa対応は明記されているので、気長に待つしかないかなと。 メーカー公式解答としては「AlexaはOTAアップデートで対応する」Amazfit GTS2eと無印 その差はAlexa対応が大きいというわけで、Amazfit GTS2無印では「Alexaが今後来る」というのが前提にあった上で今回のAmazfit GTS2eとの差はAlexaの有無という事になります。 一応目玉機能なAlexaではありますが、これもスピーカー同様にニッチな需要ではあります。 Amazfit GTS2eで追加された体温測定機能
Amazfit GTS2eがただの廉価版と言えない点として、体温測定機能が追加になった事です。血中酸素だったりとコロナ禍でフォーカスされた機能ですね。 体温測定機能を実際に使ってみた感じとしては、んーーーまぁ外気温とかにもめっちゃ左右されるから正確な測定では無いかなという感じ。 これに関しては、注意事項で、医療グレードではないとそもそも謳ってるんでオマケ程度に考えていた方が良いかも。 温度センサーは背面にあるっぽい 学校に行きたく無い子供のように背面をこすり、温度を上げてみた結果… この機能に関していうと、人間の平熱である36度~という基準では無くて、正常な室温、気温、対応という条件を自分で整えた上で その基準より高いかどうか?というような使い方をするものかなと思います。運用でカバーってやつですかね。 バッテリー持ち14日は厳しい。持って7日ぐらいか?Amazfit GTS2eの目玉として、バッテリー持ちが大幅に向上したという事で、公称14日と謳っています。実際に初代Amazfit GTSはそれぐらい持ってしまうんですよね。 Amazfit GTS2無印では、このバッテリー寿命が約半分になってしまったわけですが、Amazfit GTS2eでは初代のバッテリー持ちに近づいたという事ですね。 ちなみに、14日という数字は「ノーマルユース」という条件下という注釈がありその「ノーマルユース」はどれくらいかというと ・心拍モニタリング リアルタイム ・睡眠モニタリングON ・1日150メッセージ通知 ・手首ひねっての点灯30回 ・トータル5分の点灯で操作 ・週3回運動でGPSを30分使用という使い方で"14日"という事のようです。 GTS2eとGTS2無印はほぼ同じでは?バッテリーに関してはまだ使い込んでないので断定は出来ないんですが、2~3日使った感じだと、14日は無理じゃないかな?ってう印象。 試しに100%充電から1日でどこまで減るか?というので軽く見てみました。条件はAmazfitの定義するノーマルユースからGPSを抜いた感じですね。 08:00 100%13:00 99%19:00 95%24:00 89%という感じで、100%から95%まで9Hぐらいで結構期待出来たんですが、そこからグッと減りだしました。GPSを抜いた状態でこんな感じなのでAmazfitの言う"ノーマルユース"という基準で言うならば14日は厳しいですね。 この使い方ならおおよそ7日ぐらい?であればAmazfit GTS2無印とあまり変わらないんじゃないかな?っていう感じ。 GTS2eのバッテリー14日は眉唾かGTS2とGTS2eとの違いは、Alexaとスピーカーの有無なわけですが、この2つがオミットされただけで消費電力が倍になるとは思えないんですよね。 内部ソースコードの超絶最適化をしました!っていうのであればわかるんですが。 まぁ7日程度でもスマートウォッチとしてはロングライフと言えるので、わざわざ自らハードルを上げまくって超えられてないっていうのがすごく残念なところ。 マーケティング部と、開発部との連携が出来ていないのかなーと思います。 2万円という買いやすい絶妙な価格設定Amazfit GTS2無印に関しては、割と国内価格が高かったというのがあります。過去の記事/ブログでもあと5,000円安ければ買いやすいのに と言っていたんですが、今回のAmazfit GTS2eに関してはそれを大きく超える10,000円も値段を下げ20,080円という絶妙な価格で発売されました。 初代よりも機能や性能が大きく向上しているのにも関わらず安い!というこのAmazfit GTS2eは本当に買いなモデルだと思います。すでにAmazonでも取り扱いされていて、このGTS2eがAmazfitのメインストリームになるんじゃないかな?とも思います。 機能の取捨選択を適切に行い、しっかりと価格の最適化が行われた本端末は、これまで手を出せていなかったユーザーにも手が出しやすい価格になっているなと思います。一方で先に無印シリーズを買ったユーザーで、Alexaとスピーカーにウェイトが無かったユーザーからすると、ちょっと損した感じになってしまうかもしれませんね。個人的にこのAmazfit GTS2eシリーズを先に出して、無印をPROとかっていう扱いで出せば、筋が通ってたような気がするんですがどうですかね? Amazfit GTS2e |
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